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神川町「ゆばカフェ紫水庵」が1周年 地元客向けに多彩な生ゆばメニュー

ゆばカフェ紫水庵の「ゆばボウル」

ゆばカフェ紫水庵の「ゆばボウル」

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 埼玉・神川のヤマキ醸造直営「ゆばカフェ紫水庵(しすいあん)」(神川町下阿久原、TEL 0274-52-7000)が9月23日で1周年を迎える。

「ゆばカフェ紫水庵」の入り口

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 みそ・しょうゆ・豆腐などを扱う1902(明治35)年創業の同社。現社長の木谷善光さんの父、富雄さんは、元々本庄市内にあった工場を「水がきれいで自然が豊か」という理由で旧神泉村(現、神川町)の現在の場所に移転。1994(平成6)年には本社も移転した。

 工場で生産した商品を売店で販売していたが、当初は周囲に店がなかったので、来店客をもてなしたい思いから2001(平成13)年、同社の蔵で仕込んだみそ・しょうゆなどの調味料をベースに、豆太郎の有機野菜や地元の四季の野菜、「とうふ工房豆庵」の作りたてのゆば、豆腐などを使って精進料理を提供し始めた。

 カフェの責任者、木谷佳恵(かえ)さんは、昨年9月に「ゆばカフェ紫水庵」としてリニューアルしたきっかけについて、「コロナ禍で来店客が少なくなったことと、地元の人に気軽に足を運んでほしいという気持ちから」と振り返る。「和食だけにとらわれない自由な発想で、生ゆばを中心に滋味あふれる食事を提供している」とも。木谷さんのお薦めメニューは、スープで食べるゆば「ゆばボウル」(1,210円)、豆乳入り有機野菜カレー(1,100円)など。

 1周年を記念して、食事の利用客にはミニデザートを進呈。9月16日からは1周年記念メニュー「ゆばボールの金箔(きんぱく)のせ」を限定20食で提供している。9月23日~25日は秋の山野草の寄せ植えを進呈予定。

 同店では月1回(10月・11月は23日を予定)、会席コースを用意。「食を味わうひととき膳」(3,960円)では、豆腐と旬野菜の総菜、5~6品のかご盛り、できたて手作り豆腐、豆腐春巻きなどを提供。要予約。

 佳恵さんは「紫水庵」と命名するに当たり、「きれいな湧の水に恵まれており、しょうゆを『紫』というので紫という字を入れた」と振り返る。「地域に密着して、お子さまにも喜んでもらえるメニューも考えていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。木曜定休。駐車場40台。

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