神川町立神川中学校の生徒15人が参加する「中学生議会」が8月7日、神川町役場の町議会議場で開かれた。
桜澤晃町長は冒頭、昨年4月に渡瀬小学校と青柳小学校が統合されたことや、来年4月には神泉小学校も青柳小学校と統合されることに触れ、「人口減少の波はなかなか止められないが、行政として何もせず手をこまぬいているわけにはいかない。町の未来を見据え、教育の充実をはじめ、さまざまな分野で改革をしていく必要がある。本日の貴重な意見や提案は今後の行政運営の参考にしたい」と話した。
次代を担う中学生に、議場でまちづくりについて質問、提案する機会を設け、町政への関心や理解を深め、行政への参加意識を高めることを目的に行う同議会。生徒が議長と議員を務め、町長や副町長、町職員らが出席した。
議長は今井敬介さんが務めた。開会後は本会議と同様に進行し、中学生議員が2人1組の7組に分かれて質問に立った。
質問では、旧学校施設などの活用、子育てしやすい町づくり、公園遊具の増設、道路の安全対策、高校生の通学手段、町営プール、空き家や耕作放棄地の活用など、日頃の生活や将来の神川町に関わる課題を取り上げた。生徒たちは現状や質問する理由を説明した上で、自分たちで考えた改善案も提案した。
町長や担当課長は、現在の取り組みや制度上の課題、今後の検討方針などを説明。中学生からの提案に対し、実現の可能性や町が抱える課題について答えた。生徒が答弁内容を踏まえて再質問する場面もあった。
中学生議会終了後には、今回初めてフリーディスカッションを行った。会場を第1会議室に移し、生徒と町長、副町長、町職員らが「廃校になる小学校の活用について」と「人口減少対策について」をテーマに意見交換。同町総合政策課の吉田拓二さんが司会進行を務め、生徒たちは町長らと神川町の将来について意見を交わした。
全日程を終えた生徒たちは思い描く将来の夢を、陸上選手、看護師、保育士、教員、美容師、介護士、漫画家、タレント、車に関わる仕事などと、それぞれ話した。