ニトリ(札幌市北区)が10月5日、使い終えた家具やインテリア用品などを分解・分別し、資源化する「リサイクルセンター(仮称)」を本庄市児玉町に開設すると発表した。2028年度上期の稼働を予定し、年間1万トン以上の資源化を目指す。
同社グループが、商品の回収から運搬、分解・分別、資源化までを一貫して手がける拠点。関東圏の物流拠点や店舗を通じて回収した家具・インテリア用品などを自社物流で運び、施設内で素材ごとに可能な限り選別する。これまで十分に資源化できていなかった家具などの資源循環を進め、同社が掲げる日本最大級の資源循環の中核拠点を目指す。敷地面積は約1.5ヘクタール。
施設は、資源化施設2棟と事務所兼研究施設1棟で構成する。運営はニトリファシリティ、収集運搬はホームカーゴが担う予定。併設する研究施設では、分解・分別・資源化のノウハウを蓄積し、環境に配慮した商品開発に生かす。
同社によると、家具やインテリア用品は重量があり、構造も複雑なため、分解・分別が難しく、十分に資源化されていないことが課題となっている。新拠点では、使い終えた商品を資源として次につなげる仕組みを整える。
同社は既に、利用者が使い終えた後に分解・分別できる「かんたん分別マットレス」を販売している。大人2人で、約10分で分解・分別できるといい、新拠点で得た知見を、こうした資源化しやすい商品の開発にもつなげる。
ニトリグループは、製造から物流、IT、小売りまでを一貫して担う事業モデルに「循環」を加える方針を掲げる。環境方針「NITORI Group Green Vision 2050」では、2050年までに環境配慮を前提とした商品開発100%を目標としている。今回の拠点開設を通じ、販売した商品の使用後まで見据えた循環型の事業を進める。