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埼玉・神川のヤマキ醸造で「御用蔵春まつり」 4年ぶり開催へ

「御用蔵春まつり」で販売する「ゆばバーガー」

「御用蔵春まつり」で販売する「ゆばバーガー」

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 埼玉・神川でしょうゆ・みそ・漬物などの食品を製造・販売するヤマキ醸造(神川町下阿久原)が4月15日・16日、「御用蔵春まつり」を開く。

ゆばカフェ「紫水庵」のセット料理

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 1902(明治35)年創業の同社は1991(平成3)年、現社長・木谷善光さんの父、富雄さんの「水がきれいで自然が豊か」という理由で、旧神泉村(現、神川町)の現在の場所に移転した。同社企画部の木谷佳恵(かえ)さんは「4年ぶりに行う『御用蔵春まつり』は、この地に移転したことがきっかけで始まった」と振り返る。

 木谷佳恵さんは「当初の思いに立ち返り、今回のテーマは『原点回帰』。ヤマキ醸造の原点である素材にこだわった自然なおいしさを感じていただける祭りにしたい」と意気込む。「『守る自然・残す自然』のコンセプトの下、ごみの少ないイベントにしたいので、容器の再使用、エコバッグの持参を」と呼びかける。

 「豆腐作り」「しょうゆ造り」体験は、蔵の見学もセットになっている。事前予約制。同イベントでは、同社で仕込んだ蔵出し生みそを300グラムから量り売りする。「容器持参でおまけする」という。店内での買い物3,000円以上で1回くじが引け、食事券や景品が当たる。

 野外テント内では、「寄せ豆腐」「みそ玉汁」「大豆炊き込みご飯」「油あげ炙(あぶ)り焼き」などを用意。同社直営のゆばカフェ「紫水庵(しすいあん)」のメニュー「ゆばバーガー」や、飲むゆばスイーツ「ゆばリッチ」、「とうふ蒸しパン」なども販売する。ゆばカフェ「紫水庵」では、ゆばボウル、ゆばパフェ、みそシフォン、コーヒー、紅茶などを用意。いずれも保存料・着色料・香料などの食品添加物を使わない。

 町内の日帰り温泉「おふろカフェ白寿の湯」の「寝かせ玄米パック」「温泉のもと」「白寿の湯刻印入りまんじゅう」や、「梨農園カフェここはな」の梨やフルーツを使ったロースイーツの販売(15日のみ)も行う。「かんな馬の会」は日本在来の馬と触れ合える機会を提供する(16日のみ)。

 木谷さんは「富岡製糸場世界遺産伝道師による『まゆクラフト』作り体験(16日のみ)やJAF埼玉による『こども安全免許証』の発行(15日のみ)、スタンプラリー、バザーなどもある。美しい水と自然の恵みいっぱいの神川の魅力を感じてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は両日共10時~16時。「豆腐作り」「しょうゆ作り」の体験予約はホームページで受け付ける。

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