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関越道・寄居スマートIC下り線開通から間もなく1年 上り線用地取得も完了

地元歌手から手作りの美里町マスコット「ミムリン」竹どうろうを贈られる原田信次町長(右)

地元歌手から手作りの美里町マスコット「ミムリン」竹どうろうを贈られる原田信次町長(右)

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 関越自動車道・寄居スマートインターチェンジ・下り線が2019(平成31)年3月に開通して、間もなく1年になる。

関越自動車道の「寄居スマートインターチェンジ」

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 同インターチェンジは24時間運用で、いったん停止型。利用可能車種はETC車載器を搭載した全車種。同インターチェンジを併設している寄居パーキングエリアは関越道の花園インターチェンジと本庄児玉インターチェンジのほぼ中間に位置している。

 「スマートインターチェンジ設置により高速道路と地方公共団体を連結させる許可(連結許可)」が国土交通省から2012(平成24)年4月に下りた。その後、美里町長を会長として、深谷市・寄居町・東日本高速道路(NEXCO東日本)などが参加する「寄居スマートIC地区協議会」の話し合いに基づき事業を進めてきたが、上り線の用地取得が難航し、下り線側のみ先行開通した。

 美里町役場内に設置されている「寄居スマートIC地区協議会」によると、「昨年12月、上り線の用地取得が完了した」という。原田信次町長に、手作りした同町マスコット「ミムリン」竹どうろうを贈った寿々乃(すずの)舞さんは「地元がさらに発展するために、一日も早い上下線全面開通を期待する。開通時期の発表が待ち遠しい」と話す。同町在住の寿々乃さんは車いすで歌手活動を行っている。

 原田町長は「スマートIC設置を進めたのは、ただ便利だからというだけではない。町が開発できるエリアは、鉄道の駅、役場、インターチェンジから300メートル以内の農地なので、スマートIC設置により農地転用可能エリアを確保し、企業誘致をはじめとする地域経済の循環を目的としている」と話す。

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