神川町特産の梨を配って交通安全を呼びかける恒例の「神川の梨で『事故なし』」イベントが8月22日、国道254号沿いの「神川町コミュニティ運動広場」(神川町八日市)で行われた。
神川町特産の梨を配って「事故なし」を呼びかけるイベントに出席した森田雅也児玉警察署長ら
参加者がドライバーに同町特産の梨と交通安全啓発品を配り、安全運転を呼びかける。1988(昭和63)年に始まり、コロナ禍による中止期間を挟んで今回で36回目を迎えた。同町梨出荷組合連合会の協力で、2Lサイズの「幸水(こうすい)」360個を用意。会場には、梨をモチーフにした同町のマスコットキャラクター「なっちゃん」も駆け付けた。
開会式で櫻澤晃神川町長は「神川町では交通死亡事故ゼロが昨日の時点で3849日、10年7カ月にわたって続いている。これからも町内での交通事故を一件でも少なくしていきたい」と話した。
児玉警察署管内で発生する人身交通事故の原因について、森田雅也署長は「約半数が脇見運転」と説明。「子どもや高齢者が交通事故に巻き込まれないよう、ドライバーの皆さんに人に優しい運転を心がけてもらえるよう啓発してほしい」と話し、「『脇見なし、シャキッと運転、事故はなし』と呼びかけてほしい。おいしい梨を受け取ったドライバーが笑顔になること間違いなし」と、梨にちなんだ言葉で安全運転を呼びかけた。
開会式後、児玉署員が車を会場内へ誘導し、児玉地区交通安全協会会員、同町交通安全母の会会員、同町コミュニティ協議会会員らが、ドライバーに梨と交通安全啓発品を手渡した。
交通整理を担当した同町交通指導員の荒木美弘さんはドライバーに安全運転を呼びかけ、「神川のおいしい梨を食べながら、暑い夏を元気に過ごしてほしい」と話していた。
神流(かんな)川が形成した扇状地に位置する神川町は、水と土壌に恵まれ、梨の栽培が盛ん。同町によると、梨栽培は明治時代に四軒在家地区で始まった記録が残る。町内の国道254号や県道沿いには梨の直売所が並び、収穫期の風物詩となっている。