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埼玉・上里で「八十八夜会」が演芸祭 浅間神社で4年ぶり27回目

「東大御堂八十八夜会 演芸祭」の様子

「東大御堂八十八夜会 演芸祭」の様子

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 埼玉・上里の浅間(せんげん)神社(上里町大御堂)境内で5月3日、「東大御堂(おおみどう)八十八夜会 演芸祭」が4年ぶりに開かれる。

埼玉・上里の「浅間神社」境内の「八十八夜会発会記念樹」

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 同祭りは、昭和初期の頃から地元の青年団が中心となり、立春から数えて八十八日目(5月2日ごろ)に「八十八夜演芸会」と題し、股旅物(またたびもの)を中心とした素人舞踊を開いていたという。

 「東大御堂八十八夜会」20周年記念誌によると「昭和30年代の高度経済成長期になると若者が農村を出て都市部で就職する人が増え、娯楽やスポーツも多様化したことで、『八十八夜演芸会』も衰退し、1961(昭和36)年ごろには自然消滅した」と記載されている。

 地域の有志が子どもの頃体験した「演芸会」を復活させて農村集落の古き良き農村文化を守り発展させようと、1996(平成8)年に「東大御堂八十八会」を発足し、復活に向けた活動が始まった。1997(平成9)年5月3日、「第1回八十八夜演芸祭」を37年ぶりに行った。4年前からコロナ禍で中断していたが、今年、27回目の開催となる。

 当日は、14時からの開会セレモニーに続き、14時30分から「第1部」として「八十八夜会演舞」を行う。「憧れのハワイ航路」「蟹工船(かにこうせん)」「沓掛時次郎」「帰り船」「旅鵜(たびがらす)」「唐獅子牡丹(ぼたん)」「別れの一本杉」「男・新門辰五郎」「愛のかげろう」の9演目を地元住民が演じる。

 15時15分からゲストとして、「商工会鳴子会」「ハニハニフラサークル」が出演。15時45分から「第2部」として12演目を予定。「上里音頭」「赤城の子守唄」「車屋さん」「港町十三番地」「川の流れのように」「名月赤城山」「大利根しぐれ」「安来節」「夢芝居」を地元住民が演じる。最後に16時35分から「旅姿三人男」を寸劇入りで飯島健太さんら5人が演じる。

 会場には「金魚すくい」「ヨーヨー釣り」なども用意。パンの製造・販売を行う「味輝(みき)」のパン、「ミート工房かわば」の「山賊焼き」、林農園のイチゴ大福なども販売。「大御堂自主防災組織ブース」では非常食「ビスケット」を無料配布する。

  14時開演。雨天中止。今回、アルコールは提供しない。

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