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神川町、地域おこし協力隊員と埼玉県知事に「神川の梨」届ける

「神川の梨」をPRする大野元裕埼玉県知事(中央)、桜澤晃神川町長(右から2人目)、同町地域おこし協力隊の塚越啓太さん(左から2人目)ら(写真提供=神川町)

「神川の梨」をPRする大野元裕埼玉県知事(中央)、桜澤晃神川町長(右から2人目)、同町地域おこし協力隊の塚越啓太さん(左から2人目)ら(写真提供=神川町)

 神川町長と同町地域おこし協力隊員らが8月24日、旬を迎えた「神川の梨」を大野元裕埼玉県知事に届けた。

「神川の梨」を試食する大野元裕埼玉県知事

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 桜澤晃町長、同町経済観光課職員、梨農家を目指す隊員の塚越啓太さんが、収穫したばかりの埼玉県オリジナル品種「彩玉(さいぎょく)」を大野知事に届けると、試食した大野知事は「確かに今年はみずみずしい。甘さに深みがある」と味わいを伝えた。彩玉は、大玉でみずみずしく、糖度が高いのが特徴。

 深谷市出身の塚越さんは深谷第一高校卒業後、警察や消防の仕事を経験。母・真由美さんの実家が農家だったことから幼少期より農業に触れ、「いつか農業をやってみたい」という思いを持っていたという。2年ほど前、同町が地域おこし協力隊員を募集していることを知り、「家族と相談して応募した」と振り返る。

 2024年10月1日、櫻澤町長から地域おこし協力隊員の委嘱を受け、同町へ引っ越した。3年間の活動期間を通して、町内の梨農家から栽培や販売の技術を学び、梨生産者として独立することを目指している。就任時には「周りの方々の協力を得ながら、大きな力にして神川町を盛り上げたい」と意欲を見せていた。

 活動を始めて間もなく丸2年となる塚越さん。指導農家の下で年間を通した梨栽培に取り組んでいる。農作業に加え、町内イベントへの参加や、弟と考案したカードゲームを使った子ども向け体験会の開催など、地域の魅力を発信するとともに、さらなる活性化につながる活動にも携わってきた。今回の知事訪問も、梨の担い手を目指す協力隊員として、町を代表する特産品を広く発信する機会となった。

 神川町では明治時代から梨栽培が続き、現在は約50戸の農家が生産している。今年は生育期間中の気温が高く、昼夜の寒暖差が大きかったことに加え、雨にも恵まれたため、実が大きく甘みの強い梨に育ったという。

 塚越さんは「指導農家から『こんなに良い年は今までないかもしれない』と聞いた。今年は豊作の年だと感じる」と話す。大野知事も自身のSNSで塚越さんの活動を紹介し、梨農家としての独立に向けて研さんを重ねる姿が、町に新たな活気をもたらしているとの期待を寄せた。

 町によると、主な品種の収穫時期は、「幸水」=8月初旬~中旬、「彩玉」=8月中旬~下旬、「豊水」=8月下旬~9月上旬。その後、「あきづき」「新高」「新興」と続き、品種によっては10月中旬まで収穫できる。直売所によって取り扱う品種や営業期間が異なるため、町では事前に各直売所へ確認するよう案内している。櫻澤町長は「予約せずに直売所を訪れても買えないことがある。必ず電話で予約した上で訪れてほしい」と呼びかける。

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