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エステー、本庄市に「企業版ふるさと納税」 初めて制度活用

エステーの上月洋社長(左)と吉田信解本庄市長

エステーの上月洋社長(左)と吉田信解本庄市長

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 本庄市共栄に埼玉工場がある「エステー」(東京都新宿区)が11月17日、「企業版ふるさと納税制度」(正式名称=地方創生応援税制)を初めて活用し、除菌剤など2万個を本庄市に寄付した。

本庄市役所で行われたエステーからの寄贈品の配布作業

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 同市役所で行われた寄付・感謝状贈呈式で、同社の上月洋(こうづき・よう)社長は「本庄市にある工場は4工場の中で一番大きい。パッケージ変更に伴う旧商品などを有効活用することで、環境負荷の低減にも取り組んでいきたいと考えた」と話す。「物価高騰対策などの地域課題に対する取り組みを支援したい」とも。

 吉田信解市長は「本市では『企業版ふるさと納税制度』を積極的に活用したいと考え準備を進めていた矢先で、初めての受け入れになる。(エステーと本庄市には)『子育て支援』『脱炭素環境負荷の低減』という共通する思いがある」と話した。

 寄贈品は、アルコールで除菌後に銀イオンを表面に薄くコーティングする「Hydro Ag+」を配合した「除菌・ウイルス除去スプレー」と「アルコールクロス」、食品衛生法に適合し調理にも使えるニトリルゴム製手袋「ファミリー ニトリルゴム 極うす手 M 50枚入り」の3種類。

 式典終了後、市内の全小中学校と保育園、幼稚園、認定こども園などの子育て支援施設など95カ所への配布作業を行った。受け取りに来た放課後等デイサービス「未来サポート」(本庄市寿2)管理者補佐の斉藤量保(かづほ)さんは「テーブルを消毒するときに提供いただいた除菌剤を使いたい。手袋は毎日大量に使うので、とてもありがたい」と話していた。

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