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上里の菅原神社で、英語&ウクライナ語の御朱印 干支モチーフの正月版も 

梅林テチャナさんによる、干支のバトンタッチをモチーフにした冬・正月版の御朱印(英語&ウクライナ語版=700円)

梅林テチャナさんによる、干支のバトンタッチをモチーフにした冬・正月版の御朱印(英語&ウクライナ語版=700円)

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 上里の「菅原神社」(上里町帯刀、TEL 0495-33-6697)で、英語とウクライナ語で筆を入れた「御朱印」を頒布している。

上里の「菅原神社」宮司・梅林正樹さんと妻のテチャナさん

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 同神社は、「学問の神様」として知られている菅原道真公を祭っている。平安時代、道真公が九州・大宰府で没した903年、その御意を全国に広めるために、陰陽(おんよう)博士の紀友成(きのともなり)は日本回国の旅に出発。同年5月、当地へ立ち寄ったのがきっかけで社殿を創建したと伝えられている。

 梅林正樹さんは国学院大学大学院で「文学研究科」修士課程を修了。昨年12月、父親の肇(はじめ)さん引退に伴い、「宮司」になった。

 妻のテチャナさんはウクライナ出身で同国のキエフ国立大学では英語と日本語を専攻。正樹さんの留学中に知り合い、2009(平成21)年10月、結婚を機に来日。テチャナさんは国学院大学で2020年2月、神社本庁が行う「神職養成講習会」を約1カ月半受講。同年5月5日付けで「直階」の階位を取得した。同庁は6月1日、テチャナさんを「権禰宜(ごんねぎ)」に任命した。

 神社には、宮司、禰宜(ねぎ)、権禰宜という順に職階がある。同神社で現在「禰宜」は空席。テチャナさんは外務省研修所の非常勤講師も務めており、外交官がウクライナやロシアに赴任する際に、ウクライナ語とロシア語の指導を行う。

 権禰宜の階位にあるテチャナさんは同年6月、同神社で「英語とウクライナ語の御朱印」を頒布することを発案。通常の御朱印(初穂料=300円)に加えて、「英語とウクライナ語の御朱印」の頒布を始めた。昨年12月1日から今月31日まで、英語とウクライナ語で筆を入れた季節の御朱印「冬・正月版」(同=700円)を用意。干支(えと)のバトンタッチをモチーフにししている。

 1月3日まで、御朱印は書き置きのみ。1月5日まで予約不要・受付順で、厄除け、方位除け、家内安全、合格祈願などの祈祷を行う。9時~17時。(1月3日のみ、受け付けは11時から)。初詣期間終了後、受け付けは9時~17時(不定休)。詳しくはホームページで確認できる。

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