「動物愛護週間パネル展」が9月24日~30日、本庄市役所1階の市民ホールで開かれた。主催は小島南自治会。「ほごねこの里」「チームCさかど」などが参加した。
「動物愛護週間パネル展」を主催する小島南自治会の鳥羽孝夫会長
会場では「ずっといっしょに、しあわせに。」を掲げ、動物の命の大切さや正しい飼い方、終生飼養、不妊去勢手術、地域で支える動物との共生などをパネルで紹介した。
同展を後援する同市環境推進課は「本庄市環境保全条例」について紹介。同条例は2006(平成18)年に制定され、2024年3月の一部改正で、犬や猫の適正な飼養・管理に関する規定が追加された。犬の散歩時のふんの処理や、猫をできる限り屋内で飼うこと、首輪や名札などで飼い主を明らかにすること、不妊去勢手術など繁殖を防ぐ措置に努めることなどを定める。
同市は公益財団法人「どうぶつ基金」の「さくらねこ無料不妊手術事業」にも参加。無料不妊手術チケットの配布実績は、2021年度225枚、2022年度410枚、2023年度389枚、2024年度227枚、2025年度256枚となっている。
同じく後援する埼玉県動物指導センターは、猫が年3回以上妊娠する可能性があることや、屋外には交通事故、迷子、病気、けがなどの危険があることを紹介。不妊去勢手術や室内飼い、災害時のペット同行避難への備えを呼びかけた。
坂戸市を中心に活動する市民ボランティア「チームCさかど」は、飼い主のいない猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を行った後、元の場所に戻す(Return)活動である「TNR」を紹介。代表の伊藤民子さんによると、2018(平成30)年の活動開始から2026年8月までの累計TNR数は978匹で、1000匹まであと22匹に迫っている。同団体は地域猫活動の支援や子猫、捨て猫の保護・譲渡、行き場のない猫の相談にも対応している。
「ほごねこの里」は里親を募集する猫の写真を展示し、保護猫の預かりや動物病院への搬送、清掃などを担うボランティアも募集。
小島南自治会では2022年11月、県動物指導センター職員を交え、地域猫に関する意見交換会を開催。地域でできる取り組みなどについて協議した。同自治会の鳥羽孝夫会長は「後援いただいた本庄市では、犬や猫の適正な飼養・管理について『本庄市環境保全条例』に盛り込んでくれた。罰則はないが、広く市民の皆さんに知っていただく機会になれば思いと、パネル展を開いた」と話す。「動物は家族の一員。野良犬は捕獲してもらえるが、野良猫はしてもらえない。一番の問題は野良猫のふん。外で餌を与えっぱなしにするのはやめてほしい」とも。
会場では、散歩時のふん尿の処理や鳴き声、臭いへの配慮など、飼い主のマナーも紹介。「小さな命も大切な家族」として、人と動物が共に暮らすための理解を呼びかけた。