本庄経済新聞の2022年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、上里の和食レストラン「いっちょう」を紹介した記事だった。江戸の街路地の長屋のような雰囲気の個室を備えた店内が注目された。

イオンタウン上里に期間限定でオープンした出張カキ小屋「牡蠣奉行」

　ランキングは、今年1月1日から6月30日までに配信した「ヘッドラインニュース」のPVを集計したもの。上位10位までのランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1．埼玉・上里でマグロサーモンフェア　店内は江戸の街路地の長屋をイメージ (5/28）

2．イオンタウン上里の駐車場に限定「カキ小屋」　東北復興支援呼び掛け (1/22）

3．埼玉・上里の菅原神社、ウクライナの平和願い御朱印投稿 (3/1）

4．本庄にミニパフェと焼き菓子の店「ココア」　子どもの頃の夢を実現 (2/8)

5．埼玉・上里の「ジハンキイチバ」が2周年　ケーキの自販機設置がきっかけ (5/5)

6．埼玉・美里の「美里オーストリッチファーム」が20年目　今秋には博物館も (4/6）

7．本庄・児玉の山林をレンタル　山主、マッチングサイトで希望者募集 (1/24)

8．ひょう害タマネギ　上里町が関越道上里SAなどで無料配布 (6/16)

9．本庄にチワワとトイプードル専門のペットショップ　トリミングは全犬種対応 (1/21)

10．上里の菅原神社で、英語＆ウクライナ語の御朱印　干支モチーフの正月版も (1/1)

　2位には期間限定で上里にオープンした「カキ小屋」の記事。記事掲載後、同店責任者は「入店待ちの行列が数日にわたって店を囲むようにできた」と話す。

　3位と10位には上里の「菅原神社」で神職を務めるウクライナ出身の女性に関する記事。本庄経済新聞による今年初めての取材は、初もうででにぎわう「上里菅原神社」の権禰宜（ごんねぎ）が書いたウクライナ語と英語の御朱印だったが、2月24日のロシアによるウクライナ侵攻後、同神社にはテレビ局や新聞社などからの取材が相次いだ。

　4位には本庄のミニパフェと焼き菓子の店「ココア」の記事。子どもの頃の夢を実現した女性店主の「夢実現」に注目が集まった。

　8位には、6月2日に上里町などに大きな被害をもたらした降ひょう後、関越道のサービスエリアなどで地元のタマネギを無料配布してクラウドファンディングでの協力を呼びかけた記事だった。

　2022年上半期は、上位10位以内で飲食に関する記事が半分を占めた。一方、ウクライナ関連、降ひょうに関係する記事と一見ハッピーには程遠いテーマながら、記事ではその現実を受け止め、立ち向かう姿にスポットを当てた。　

　本庄経済新聞では引き続き本庄市・上里町・美里町・神川町のビジネス＆カルチャーに注目し、「まちの記録係」として、その取り組みを発信していきたい。