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美里町長選挙で現職の原田信次町長5選 5つの重点政策訴える

5選を果たした原田信次美里町長

5選を果たした原田信次美里町長

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 埼玉・美里町で4月21日、町長選挙が行われ、現職の原田信次町長が当選した。

美里町役場

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 得票数は、原田信次候補=3384票、坂本考司候補=237票。投票率は男=39.84%、女=41.83%で平均40.83%。

 現職の原田町長は、「ネクスト美里!」と名付けた5つの重点政策として「役場周辺整備」「少子化対策、福祉・健幸づくり施策のさらなる充実」「小学校統合と小中一貫校の開設、町の木を使った校舎等の建築」「企業誘致、雇用・税収増等により各種施策をさらに推進」「農業振興と共に集落内遊休農地の宅地化推進」を訴えた。

 原田町長の4期目の任期は5月16日まで。5期目の任期は2028年5月16日までの4年間。

 当選が確定した翌日、役場内での公務の大部分を作業着姿で行う原田町長は「今回の選挙は自分自身との戦いだった」と振り返った。「普段の行動を町民に評価いただいた。新たな政策への期待の大きさを感じる」とも。

 東京農業大学農学部出身の原田町長は元同町職員。「職員の頃から、どうすればうまくいくか、どうすれば改善できるのか、そんなことばかり考えていた」と振り返る。1996(平成8)年4月から町議会議員を4期務め、4期目の2008(平成20)年3月に町議を辞職し、同年5月、美里町長選挙に初めて出馬し当選した。

 原田町長は「私の原点は、人としていいのかどうか、この課題に人としてどのように対処するのがいいのかということ。この考えに基づいて行動する」と話す。「できるだけ1万人を下回らないように、今ここに住んでいる人たちが困らないようにするための課題を整理し、これから困るだろうと思われるものを先回りして解決することに取り組みたい」と意欲を見せる。同町の人口は1万789人(2024年4月1日時点)。

 公約の一つである「町立小・中学校」に関しては、「小学校は統合して中学校に併設し、小中一貫校にしたい。そのための校舎が必要になるので、町内の山の木を伐採して使い、町内で経済が回るようにしたい。校舎は木造にし、体育館もできるだけ木造にしたい」と話す。

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