ホームセンター大手の「カインズ」(本庄市早稲田の杜1)が4月1日、「ハンズ」(東京都新宿区)と合同で2024年度の入社式を行った。
カインズグループとして合同で初めて行った今年の入社式は、カインズ本部とハンズ本社をオンラインでつないで実施した。
カインズは29都道府県に239店舗を展開する。同社は1989(平成元)年3月、「いせや」(現、ベイシア)より分社独立し設立。2012(平成24)年10月、本部を本庄市の本庄早稲田駅近くに移転した。
同社は2022年3月31日、東急不動産ホールディングスの連結子会社「東急ハンズ」の発行済み株式の取得手続きが完了し、グループに迎え入れた。
式典で、ハンズの会長を兼務するカインズの高家正行社長が、カインズグループに入社した246人(カインズ=223人、ハンズ=23人)へ祝辞を贈った。
高家さんは「昨年、新型コロナウイルスが5類に移行し、今年はハンズの新入社員も参加して、初めてカインズとハンズの合同入社式を実施できた。カインズとハンズにはそれぞれの生い立ちがあり、店舗の形態も立地も全く異なるが、『くらしDIY』『生活文化の創造』を掲げて、お客さまの暮らしを自分らしく、便利に、豊かに、楽しくしていくこと=DIY(Do It Yourself)に取り組んでいる。カインズとハンズが手を組めば、日本だけではなく世界に向けてもこうした日本のDIY文化を発信していける。今日からは皆さんも会社を動かす一員になった。ぜひ、われわれと一緒にカインズ、ハンズの未来を作っていこう」と期待を寄せた。
その後、各社に分かれて代表社員によるパネルディスカッションや研修などを行い、カインズとハンズそれぞれの会社への理解と同期同士の交流を深めた。