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本庄で「タダヤサイ」サイトを運営して満8年 会員は23万人超に 

野菜を詰めた「タダヤサイ」専用の段ボール箱の中身

野菜を詰めた「タダヤサイ」専用の段ボール箱の中身

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 IOC(インキュベーション・オン・キャンパス)本庄早稲田V棟内の「日本野菜」(本庄市西富田)が農産物の通販サイト「タダヤサイドットコム」を運営して今年2月で満8年になる。

「タダヤサイ」専用の段ボール箱

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 IOC本庄早稲田は、新製品・新技術の研究開発や新分野への進出を目指す中小・ベンチャー企業等への支援を目的として設立。早稲田大学大学院とベンチャー企業が一つ屋根の下で活動し、大学との共同研究をはじめ産学連携の拠点となっている。A棟・B棟・V棟に分かれており、A・B棟は大学の研究・教育施設で、V棟は主に中小・ベンチャー企業向けの賃貸型事業施設。

 同サイトでは、農家などで余った野菜を広告として使って会員を集め、集まった会員に有料野菜を販売する。高橋栄治社長は「捨ててしまう野菜で10万円相当の広告が打てることがイノベーション」と話す。「タダヤサイは全国の農家と家庭をつなぐインターネット上のファーマーズマーケット」とも。

 形が悪いもの、傷のあるものなど、商品としては販売できないが食べられる青果を無料プレゼントとして出品し、それをきっかけに商品や農家を知ってもらうシステム。同サイトに商品をアップして顧客が購入するのを待つのではなく、新商品が出品される度にメルマガで配信し、全会員に新商品を案内。1,500円相当分の規格外野菜を5人以上に「お裾分け」(無料プレゼント)することで無料で出品できる。「お裾分け」無しでメルマガ配信を希望する場合は10万円がかかる。登録会員は23万人を超える。

 高橋社長は「専業農家、兼業農家、家庭菜園を営む人などが出品する。商品が実際に売れるまで費用が発生しない上に、全会員にメルマガ配信することにより出品してから売れるまでで時間が短い」と話す。

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