神川町は9月29日、まちの自然や歴史、文化、特産品などの魅力を発信し、まちのイメージアップ及び観光振興を図ることを目的として初めて、同町「広報大使」をアスリート・芸人・音楽家ら4人に委嘱した。
就任したのは、UTSUNOMIYA BREX.EXEに所属するプロバスケットボール選手の飯島康夫さん、芸人の宮前幸多さん、マリンバ奏者の森本志歩さん、オペラ・テノール歌手の大畠諄也さん。
式典で桜沢晃町長は「神川町にゆかりがあり、さまざまな分野で活躍している人たちの力を借りて、歴史があり、自然があり、災害に強い神川町の魅力を、町外に、県外に、さらには全国に発信して、移住・定住促進につなげられたら。私たちと一緒にまちを盛り上げてほしい」と期待を寄せた。
飯島さんは「世界中に300万人を超えるSNSフォロワーがいるが、まずは神川町民の幸せを中心にして活動していきたい」、宮前さんは「神川町に18歳まで住んでいたので、いいところをたくさん知っている。今朝、テレビの情報番組の占いでラッキーアイテムが名刺だったので、広報大使の名刺を手にできてうれしい」、森本さんは「音楽を学んでいつか町に還元したいという思いでここまでやってきた。広報大使の名に恥じない活動をしたい」と、それぞれ意気込みを見せた。
委嘱式を欠席した大畠さんは10月3日、同町役場で委嘱書を受け取り、「音楽を通じて、町をPRしたい。広報大使4人そろって何かイベントができたら」と話した。「廃校になった学校の校歌を収録して保存したい」とも。