ウニクス上里(上里町七本木)内で9月17日に実施された「交通安全出陣式」に「2017BMX(バイシクルモトクロス)世界選手権ジュニアの部」で5位となった澤田茉奈さんが登場し、「将来の夢」を語った。
式典は「秋の全国交通安全運動」が9月21日~30日に実施されるに当たり、本庄警察署の熊谷嘉弘署長らが出席して開かれた。
澤田さんは本庄市内に住む小学1年生。7月に米サウスカロライナ洲のロックヒルで開催された大会に出場した。BMXを始めたきっかけは、約3年前に家族で訪れた「国営ひたち海浜公園」(茨城県ひたちなか市)で偶然、BMXコースに出合ったことだったと言う。BMXは20インチ径ホイールの自転車による競技。
18世紀初めの江戸時代に組頭・庄田門弥(しょうだもんや)の作った「陸船車」が「世界最古の自転車」といわれていることから「自転車発祥の地」と見られている本庄市。同市に住む澤田さんは、秩父市が運営する「秩父滝沢サイクルパークBMXコース」(秩父市) や高架下にある「ゴリラ公園BMXコース」(川口市)などで週末ごとに練習を重ねながら年数回、全国各地で行われる大会に出場している。「将来の夢は?」の問いかけに、澤田さんは「オリンピックに出たい」と答えた。
当日、表彰状を授与した「未来のチカラ育成協会」の楠本奉喜代表理事は「澤田さんの活躍が注目されることで、本庄市や上里町の自転車事故が激減してくれることを願う。地域住民が応援しているので頑張ってオリンピック出場という夢を実現してほしい」とエールを送った。