本庄市の小島南子ども会育成会が9月15日、市民体育館跡地(本庄市小島南1)で昨年に続き「夕涼み会」を開いた。
本庄市の小島南子ども会育成会の藤代麻紀会長と八ツ田奈津子副会長
会場には、同地域でギョーザなどを販売する「せいてん」、郷土料理「つみっこ」を提供する「武州本庄つみっこ研究会」などから成る飲食ブース、ヨーヨー釣り、おもちゃすくい、水鉄砲当て、輪投げ、千本くじなどの屋台が軒を連ねた。千本くじ、スマートボール、ピンボールなどの景品を製作した同会副会長の八ツ田奈津子さんは「子どもが遊べる景品ゲームは全て手作りにこだわった」と話した。
ベリーペイントアーティストのBOBさんも駆け付けた。BOBさんは小学1年の田島大夢(だいむ)くんの顔に、野球ボールとバットを描いた。少年野球チーム「本庄北泉ジェッターズ」で6月から野球を始めた田島くんは「(ボールとバットのペイントをしてもらえて)とてもうれしい。将来、メジャーリーガーの大谷翔平選手を超える野球選手になりたい」と夢を話した。
16時に始まった同会だが17時過ぎには雨が降り始めたため、予定を変更しビンゴ大会を先に行ったが、さらに悪天候となったため早めに終了した。「紙飛行機飛ばし大会も予定していた。童心に返った大人を見てほっこりしたかった」と八ツ田さんらは残念がるも、「300人の来場があり、本当にうれしく、心が温かくなった。本番までの過程は大変だったが、本番後の達成感は本当に大きな宝となる」と振り返る。「子ども会会員数が激減している中、ここまで大きなイベントができ、仲間の輪ができ、役員も一緒になって楽しめて感謝の気持ちでいっぱい」とも。
同会の藤代麻紀会長は「日頃から協力してくれている地域の皆さんのおかげで、2回目の夕涼み会を盛大に開くことができた。これからも子どもたちの育成のためにできることをやっていきたい」と意欲を見せる。