第二次世界大戦中に創業し、本庄で70年以上営業している和菓子店「あさ美製菓舗(あさみせいかほ)」(本庄市銀座1)が8月20日に開かれた「六高祭」で、本庄東高校茶道部とのコラボ「ハート型練り切り」を発表した。
「六校祭」は、本庄市内の6高校の高校生による合同文化祭として、3年前から開かれている。今年も「はにぽんプラザ」(銀座1)で開催された。
店主の阿佐美広さんは三代目。阿佐美さんは「祖父の阿佐美七郎(しちろう)が妻(=祖母)の実家でようかんを製造していたことから、菓子製造を始めたと聞いている」と話す。
同店の和菓子に使う「あん」は、こしあん、つぶあん共に北海道十勝産の「ふじむらさき小豆」を使った自家製あん。あっさりしていながらコクがある「あん」を使って、季節の練り切りなどに仕上げていく。同店の「紅葉(もみじ)のねりきり」が、2015年3月1日に放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」で使われた。
六高祭で提供したコラボ和菓子「ハート型練り切り」は茶道部の生徒が発案したもので、6校それぞれを表す6色から2色を組み合わせてハート型に形づくられている。
同店では8月25日12時30分から、はにぽんプラザ1階の多目的ホールで彩の国地域映画「クオリアの隣で」UK製作委員会とコラボして「練り切り」を先着200人に無料進呈する。併せて、20日に発表した高校生とのコラボ新作も用意する。
営業時間は9時~18時30分。