「第30回上里町乾武(けんむ)マラソン大会」が3月24日、同町立神保原小学校(上里町神保原町)周辺で行われた。主催は上里町、同町教育委員会、同町スポーツ協会。
同町は昔、武蔵の国の乾(いぬい)の方角に位置したことから「乾武」と呼ばれていたという。
参加者は、同町の町民や近隣市町の住民をはじめ、北は福島県、南は愛媛県より738人がエントリーした。ゲストランナーは、箱根駅伝に2019年まで11年連続出場を果たしている上武大学駅伝部の選手ら。
同小で行われた開会式で、山下博一町長は「今朝、マラソンコースを走ってきたが、菜の花が咲き誇っていた」と話し、同町スポーツ協会会長で実行委員長の桐谷正之さんは「コロナ禍で4年ぶりの開催。昨日は雪もちらついたが、今日はマラソンには絶好の気候なので、日頃の練習の成果を発揮していただきたい」とエールを送った。
2.5キロ・ジョギングコース、5キロコース、10キロコースの3コースで行われた同大会。スターターを務める山下町長の号砲とともにスタートした。10キロコースを先導する本庄警察署・白バイ隊の根岸隊員はスタート前に「事故防止を一番心がけている」と話していた。
ゴール地点はいずれも同小運動場。ゴール後、大会オリジナルタオルを記念品として進呈。参加者らは「乾武オフクロ汁」を食べながら互いの健闘をたたえ合った。