「健幸フェスタ」が2月17日、美里町遺跡の森館（美里町木部）で開催される。主催は美里町。

美里町保健センターの窓口

　同町では、高齢化および人口減に伴う医療費・介護給付費の財政圧迫という課題を抱えており、2015（平成27）年度の同町の1人当たりの月平均医療費は2万6,122円で、埼玉県平均＝2万1,961円、全国平均＝2万4,452円を大きく上回っていた。

　同町保健センター長の黒田真理子さんは「美里町では2015（平成27）年度から生活習慣病予防教室を、2017（平成29）年度から『ミムリン健幸ポイント事業』を行っている。健幸フェスタは同事業の一環で、昨年に続き2回目の開催」と話す。「2019年度から『飛び地型大規模ヘルスケア事業』も行っている」とも。同町での2022年度の1人あたりの医療費＋介護給付費は、同事業非参加の人に比べて、参加した人は年間で17万8,000円少なかったという。

　当日は13時から、「どきどきイベント」としてインストラクターのmidoriさんが「子どもから大人まで、みんな一緒に体を動かそう」と呼びかけ、「お手軽トレーニング」と称したトレーニングを行う。

　14時30分からは「うきうきイベント」として、民族歌舞団「荒馬座」が公演を予定。15時～17時には「わくわくイベント」として、椅子から立ち上がるだけで脚の筋肉とバランスをチェックする「ザリッツ測定」、血管年齢や体組成の測定などを行う。薬について薬剤師が相談にも応じる。

　併せて、約2カ月間にわたって同町で行われた「ウオーキングチーム対抗戦」の表彰式も行う。対抗戦は昨年11月15日～1月4日、チーム全員の平均歩数で競い合った。1チームは3～5人で構成、41チームが参加した。

　開催時間は13時～17時。参加無料。事前申し込み不要。