本庄の「ナピラにKoiして委員会」メンバーが1月22日、本庄上里学校給食センター(本庄市小島南1)を訪れ、「ナピラ」がメニューに入った学校給食を試食した。
本庄商工会議所青年部有志とOBから成る同委員会。ナピラは納豆ピザライズの略称で、本庄のソウルフードの一つ。40年ほど前、同市を中心とする埼玉県北部地域の喫茶店で提供され始めたメニュー。
委員会メンバー4人と同会議所の女性職員2人は1月22日、市内にある同センターを訪れ、調理室などを見学した後、ナピラがメニューに入った給食を試食した。
試食後、高橋大介さんは「想像以上においしかった。子どもたちも気に入って人気のメニューになるのでは」と期待を寄せた。中野大介さんは「おいしくいただいた。(小学生の分量だったが)意外とおなかいっぱいになった」、佐藤智宏さんは「久々の給食だった。懐かしく思い出しながら食べた。子どもたちも喜んで食べてくれたら」と、それぞれ話す。委員長の高岸利之さんは「40年ぶりの給食。ナピラを学校給食にするに当たり、(関係者の)いろいろな努力を非常に感じた。学校給食に出たということで『ナピラを本庄の新名物にしよう』という思いを実現する一つの通過点になった」と話した。高橋さんは「ナピラを世に広めていくため、学校給食に出るまで頑張ろう、というのが目標だった」とも。
1月の給食メニューを担当した栄養教諭の黒岩実里(みのり)さんは「今回、初めてナピラを提供するということで、どういう形で出すか、組み合わせをどうするかなど迷った。皆さんにおいしかった、と言ってもらえてうれしい。今後も出せるように頑張っていきたい」と意欲を見せる。
同センターの加藤久美子所長は「皆さんの熱い思いをきちんと受け止めさせていただき、形になり、うれしい。今後もバージョンアップしていければ」と話す。
同メニューは19日に小学校5校、22日に小学校8校、23日に中学校5校の給食で、合わせて約6800食が提供された。