埼玉県北部の美里町にある観光農園「あんのファーム」(美里町小茂田、TEL 050-3523-5081)は現在、土曜・日曜限定で「ブルーベリー狩り」を行っている。
同町はブルーベリーの栽培面積が40ヘクタールあり、日本一の産地として知られる。「美里観光農園の会」に所属している21の事業者が7月22日、今年も一斉に「ブルーベリー狩り」を始めた。
同会所属の事業者が栽培しているブルーベリーは無農薬・有機肥料(100%)を使った栽培などを行っていることから、埼玉県知事から「エコファーマー」の認定と「埼玉県特別栽培農産物」の認証を受けている。ブルーベリーの摘み取り料金は30分間(入園料込み)で、200グラム=1人500円、500グラム=同1,000円。
同町は元々稲作と桑畑が中心だったが、養蚕業が衰退するにつれ桑畑は荒廃し不耕作の農地が増えていった。同町では1999年度から2003年度にかけて町や県の補助事業を積極的に活用して,荒廃桑畑などの不耕作農地を中心に、苗木や腐葉土などの費用を同町が負担する形でブルーベリーなどの植栽を推奨した。
あんのファームにおけるブルーベリー農園の敷地面積は約650坪あり、約240本のブルーベリーの木が植えられている。
営業時間は土曜・日曜の9時~16時30分。要予約。8月下旬まで。