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上里菅原神社が初の御朱印帳制作体験会 ウクライナ出身の女性神職らが開く

「このはなマルシェ」でワークショップを行う上里菅原神社の梅林テチャナさん

「このはなマルシェ」でワークショップを行う上里菅原神社の梅林テチャナさん

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 上里菅原神社(上里町帯刀)で神職を務める梅林テチャナさんらが10月14日、初となる「オリジナル御朱印帳制作体験会」を、「このはなパーク上里」(勅使河原)内にある「このはな芝生広場」で行われた「このはなマルシェ」会場で開いた。

「このはなマルシェ」の会場となった「このはな芝生広場」

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 「上里梨」や加工品、有機野菜、郷土料理「つみっこ」、パンや菓子、スムージー、ギョーザなどの店が軒を連ねる中、同神社はワークショップ用ブースを運営した。

 宮司・梅林正樹さんの妻である梅林テチャナさんはウクライナ出身で、正樹さんがウクライナの大学に留学している時に知り合い、2009(平成21)年10月、結婚を機に来日した。

 「学問の神様」として知られている菅原道真公を祭っている同神社で、テチャナさんは「英語版とウクライナ語版の御朱印」を頒布している。昨年2月、「Stand With Ukraine(ウクライナとともに)」などと記した御朱印をSNSに投稿して注目を集めた。セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ特命全権大使夫妻ら16人が2月に同神社を訪れ、平和を祈願している。

 テチャナさんらは「御朱印巡りを始めませんか」と呼びかけたいという思いから、ワークショップを考えついたという。表紙となる紙は用意した中から選ぶことができ、希望者には金泥を用いて書き入れも行った。

 正樹さんは「マルシェでのワークショップは初めての取り組み。今まで御朱印巡りをしたことのない人たちに、興味を持ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。

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