本庄のソウルフードの一つ「ナピラ」を提供する店を巡る企画「ナピラに恋するスタンプラリー」が現在、市内で行われている。主催は本庄商工会議所内で立ち上げられた「ナピラにKoiして委員会」。
本庄市出身のアンゴラ村長(にゃんこスター)が「ナピラ大使」を務める「ナピラに恋するスタンプラリー」のポスター
ナピラは「納豆ピザライス」の略称で、40年ほど前、同市を中心とする埼玉県北部地域の喫茶店で提供され始めたメニュー。昔ながらの喫茶店の減少とともに食べる機会が少なくなったが、世代を超えて家庭や飲食店で受け継がれてきた。
各店が店独自の「ナピラ」を提供する。
スタンプラリーに参加する場合はLINEの公式アカウントを「友だち追加」する。ナピラを食べて、参加店が提示する二次元コードを読み込むとスタンプを獲得できる。観光名所でも二次元コードを読み込むことでスタンプを獲得できる。スタンプを3つ集める度に応募フォームが届く。
同委員会の高岸利之委員長らは「参加店や観光名所を巡ってスタンプを集めてほしい」と呼びかける。同市出身のアンゴラ村長(にゃんこスター)が「ナピラ大使」に就任している。
観光名所では、塙保己一記念館、競進社模範蚕室(きょうしんしゃもはんさんしつ)、本庄早稲田の杜ミュージアム、旧本庄商業銀行煉瓦倉庫の4カ所を設定している。
「本庄市げんきの郷 本泉」は日曜のみ営業で、地元で取れたジャガイモをみそポテトにしてナピラに合体させた「ポテナピラ」(500円)を、JR本庄駅構内の「カフェ×テラスバ」は「ナポリなナピラカレー」(770円)を提供。はにぽんプラザ内の「THREE PEAKS カフェ」では、納豆ライスを生地に見立てて、トマトソースとチーズをのせて焼き上げ、カルツォーネのように仕上げた「特製ナピラ~カルツォーネ風~」(1,100円)を、日本最古のドライブインで60年目を迎えた「不二ドライブイン」は、「ナピラ ランチセット」(1,100円)として地元野菜を使い、見た目もユニークなナピラを当日のランチの麺付きで提供している。
「ナピラリ インスタグラムフォトコンテスト」も同時開催している。2014年1月31日まで。