本庄警察署で9月19日、本庄市内の高校生らが製作した特殊詐欺防止メッセージを記したのぼり旗を金融機関に交付した。
本庄警察署で行われた「特殊詐欺被害防止のぼり旗交付式」に参加した高校生と高橋和十四本庄警察署長
同署で行われた交付式には、埼玉県立本庄高校と私立本庄第一高校、本庄東高校、早稲田大学本庄高等学院の生徒らが出席して、埼玉りそな銀行本庄支店の高木淳支店長、足利銀行本庄支店の相場一宏支店長、埼玉信用組合本庄支店の保延修支店長、本庄郵便局の福田守局長、本庄早稲田駅前郵便局の田村真吾局長らに、「特殊詐欺防止メッセージ」を記したのぼり旗を交付した。
冒頭、「オレオレ詐欺をはじめとした特殊詐欺被害防止対策としてこれまでもさまざまな対策を行っているが、昨年、本庄署管内の特殊詐欺発生件数は13件、被害額は約4,888万円。埼玉県全体では同1387件、同約29億1,971万円と甚大な被害が発生した」と振り返る同署生活安全課の三浦寿文係長。三浦係長は「(高校生が考えた)住民に直接訴えかける被害防止メッセージを高校の書道部の皆さんに揮毫(きごう)してもらい、のぼり旗にした」と話す。
高橋和十四(かずとし)本庄署長は「高校生に考えてもらったメッセージは413種類。本庄署管内にある22の金融機関で、多くの地域住民の目に触れる場所に(のぼり旗を各金融機関1本ずつ)設置していただきたい」と話す。今回、応募作品の中から8作品を「特殊詐欺防止メッセージ」としてのぼりに記したという。
金融機関を代表して、埼玉りそな銀行の高木本庄支店長は「各金融機関と連携しながら、住みやすい本庄市になるように、引き続き特殊詐欺被害防止に向けた取り組み強化を図っていきたい」と話す。