上里町と日本薬科大学(伊奈町)は3月30日、包括連携協定を締結した。
2004(平成16)年4月開学の同大には、さいたまキャンパス(伊奈町)とお茶の水キャンパス(東京都文京区)がある。
同大は現在、埼玉県内の自治体を中心に地域連携を締結しており、昨年10月には神川町と「地域資源の活用による産業・観光の振興等を目的とした連携協定」を締結した。県内の自治体で上里町は21番目の連携になる。
山下博一上里町長は「地域資源を活用した産業や観光の振興に関することや薬学の普及・啓発、教育や生涯学習に関することなど、幅広い分野に対し連携することにより、町民サービスの向上や地域活性化、豊かな地域社会の形成・発展に寄与していきたい」と話す。「箱根駅伝出場を目指している日本薬科大学陸上競技部の選手の皆さんや都築稔副学長(当時)らを、上里町で開催する乾武(けんむ)マラソン大会に招待したい」とも。
都築副学長は「大学で学んでいる学生にとってもキャンパス外での新しい学びにつながり、互いにとって有意義な実りある取り組みになる」と話した。「まさに今がスタート。実りある意見交換をして、これからの上里をますます発展させることができるように取り組んでいきたい」とも。
都築副学長は4月1日付けで学長に就任した。