本庄の「カミケンシルクドーム(本庄総合公園体育館)」(本庄市北堀)で11月27日、「木口杯 第5回コンバットレスリングアジア選手権大会」が行われた。開催は3年ぶり。
コンバットレスリングは、幼少期を本庄市内で過ごした木口宣昭さんが1994(平成6)年に日本で創設した組技格闘技。木口さんは1970(昭和45)年、日本初となるレスリングのクラブチーム「木口道場」を開設。山本美優・聖子姉妹(レスリング世界王者)や総合格闘技の五味隆典選手らを育てた。
コンバットレスリングは「殴る」「蹴る」などの打撃系技は反則となるが、「投げる」「押さえ込む」といった組技の技術を駆使し、関節技や絞め技で一本勝ちを目指す。
大会実行委員長は「日本コンバットレスリング協会」理事長の吉澤昌さん。全5回の同大会のうち4大会を本庄で開いている。吉澤さんは2019年1月、格闘技ジム「アカデミア・アーザ」(東京都千代田区)の本庄支部として本庄市内に「アカデミア・アーザ本庄支部 本庄道場」を開いた。
今大会には、日本、韓国、ウズベキスタン、モンゴルなどから選手が参加。各選手の入賞順位をポイント換算して計算するチーム部門では、1位=CONBAT WRESTLING KOREA、2位=アカデミア・アーザ、3位=Team AKIBAだった。
個人部門で「アカデミア・アーザ」所属選手は、男子アダルト57キロ級で謝幸庭選手=1位、男子アダルト62キロ級で上田敦雄選手=4位、アダルト男子100キロ超級で小杉公良選手=1位、男子ベテラン(1981年以前に生まれた人)68キロ級で上田敦雄選手=2位、100キロ超級で小杉公良選手=2位に輝いた。男子ユース(2004年以後に生まれた人)では藤田湊選手=2位だった。