埼玉・美里町の古民家ギャラリー&カフェ「竹zen(ちくぜん)」(美里町甘粕)が10月29日、和紙を糸で縫って製本する「和とじ」技術を体験できる「和とじワークショップ」を開く。
同店のギャラリーとイベントスペースでは月1回ほどのペースでワークショップを開いている。店主のYUKIさんは「古民家再生茅葺(かやぶ)き文化協定などで知り合った職人らと、自然の素材を使った物作りや伝統的な技を継承している姿を伝えていけたら」と話す。
3月には、京都から伝統工房の大工、山梨から椅子の作家、金沢から和型盆の作家が駆け付け、鉋(かんな)を使ったカッティングボード作りを体験するワークショップ「木のぬくもり展」を開いた。YUKIさんは「女性でも子どもでもできると感じてほしかった」と振り返る。5月には寄居町の庭師と吉見町の畳職人と神川町の刀鍛冶職人を招いて「職人フェス」を開いた。
YUKIさんは「書の秋、食の秋、運動の秋、芸術の秋。自然あふれる古民家の空間で、たくさんの秋を満喫して五感を癒やした健康的な一日を過ごしてほしい」と呼びかける。当日は、自然素材を使った菓子の販売コーナーも設ける。
開催時間は、午前の部=10時~、午後の部=13時30分~。所要時間は2時間半ほど。インスタグラムのダイレクトメールなどで予約が必要。