イオンタウン上里(上里町金久保)の駐車場で7月30日、上里町防災フェスティバルが行われた。
同フェスは、コロナ禍のため3年ぶりの開催となったが、新型コロナウイルス感染症の第7波を考慮して、はしご車体験乗車が中止になるなど規模を縮小しての実施となった。
10時30分に始まった開会式で山下博一上里町長は「6月2日に上里町に降ひょうがあり、大変な被害があった。8月・9月の台風シーズンに備えて、町民の皆さまが災害に備える気持ちを改めて感じていただけるよう消防団員は日頃の訓練を披露してほしい」と期待を込めた。「消防団員が昼夜を問わず活躍していることを町民の改めて知ってほしい」とも。
第3分団長の髙杯(たかつき)末さんから山下町長に訓練開始報告を行い、高橋光晴消防団長が概要を説明した。訓練では、埼玉県北部で震度6弱の地震が発生したという設定で行われた。
同町消防団は4分団で組織されている。今井将巳分団長率いる第1分団はチェーンソー取り扱い訓練、金井哲也分団長率いる第2分団は車両移動訓練、髙橋分団長率いる第3分団はがれき排除訓練、福田隆幸分団長率いる第4分団は初期消火訓練を、それぞれ披露した。訓練中、分団長らは団員の動きを見守った。
炎天下、初期消化訓練でホースから勢いよく放水されると歓声が上がり、スマートフォンで写真を撮る親子連れの姿も見られた。
敷地内では12時~14時、消防車両、自衛隊車両とバイクなども展示した。