本庄・上里や川越などで活動するシンガー・ソングライター、TAON(タオン)さんが3月2日、ウクライナ応援ソングを発表した。
大野元裕埼玉県知事が会長を務める「彩の国ご当地ソング制作の会」では昨年、タオンさんが中心となって、埼玉県誕生150周年を記念して63市町村全てのオリジナルご当地ソングを作った。昨年11月14日の「埼玉県民の日」の県主催イベントでは会場で全曲を流し、ユーチューブでも同時配信した。
ウクライナ出身の梅林テチャナさんが神職を務める「上里菅原神社」(上里町帯刀)ではウクライナ語の御朱印も頒布しているが、今月24日「ウクライナとともに」などと記してSNSに投稿。テチャナさんの思いを歌にしたいと思ったタオンさんは、所属事務所のスタッフらと共に制作に取り組み、2日間で「ウクライナに栄光あれ~ウクライナとともに~」という歌を完成させた。
歌は「恋のトンネル抜けると」で始まる。作詞した塚越真由美さんは「ウクライナ北西部のクレーヴェンにある鉄道の路線の大部分が周囲の木によってアーチ状に囲まれており、「Tunnel of Love」(恋のトンネル)と呼ばれていることに感激して冒頭に持ってきた」と話す。「『恋のトンネル』を世界中の人々が安心して訪れられる平和な日常が一日も早くウクライナに訪れてほしい」とも。
タオンさんは3月5日15時30分~16時、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻の終結を願ってユーチューブで生配信を行い、弾き語りで演奏するという。