本庄市の国道17号線沿いに9月16日、「喜多方ラーメン坂内(ばんない)本庄店」(本庄市本町)がオープンした。埼玉県では5店舗目で、北部エリアには初出店となる。席数は42席。
喜多方ラーメン坂内は、福島県喜多方市に60年以上続く「坂内食堂」を本店に持つ、喜多方ラーメンの店。札幌ラーメン、博多ラーメンと並んで「日本三大ラーメン」といわれる喜多方ラーメンは、水分の多い、太めの縮れ麺で、コシのあるもちもちとした食感が大きな特徴。
熟成庫を完備する本庄店では「麺帯」と呼ばれるカット前の帯状で仕入れ、その日に使う分だけ切り、提供する直前に一玉一玉しっかりと手もみしている。人の手で手もみを行うことで出る不ぞろいな「ちぢれ」が手作り感と温もりを持たせ、もちもちとしたコシが出て、スープもしっかりと絡む麺になるという。「切り立て手もみ熟成麺」は現在、全63店舗中、同店を含め6店舗のみで提供。
喜多方ラーメン坂内では本店「坂内食堂」の味を守るため、手作りにこだわっている。スペイン産の熟成させた豚肉を使い、毎日数回に分け約2時間かけて店内で仕込んでいる「完全手作りのチャーシュー」を使用。代表メニューの「喜多方ラーメン」(680円)には、この熟成肉チャーシューを5枚入れる。
他のメニューは「焼豚ラーメン」(970円)、「喜多方わんたんラーメン」(880円)、「しょうが風味のあったか味噌(みそ)ラーメン」(780円)など。トッピングは「ねぎ」「もやし」「シャリシャリ玉ねぎ」(以上110円)や「焼豚(3枚)」(260円)、「味付卵」(120円)、「ワンタン(6個)」(200円)などを用意。テークアウト用の「おみやげラーメンセット」も用意する。
宇野木智和店長は「当店のこだわりは、『手作り』と『出来たて』。モチモチ食感の手もみのちぢれ麺。トロっととろける焼豚も毎日店内で仕込んでいる。日本三大ラーメンの一つに数えられる喜多方ラーメンをぜひ、召し上がっていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~22時(緊急事態宣言中は20時閉店)。
(追記)
10月1日、緊急事態宣言は解除になったが、9月開店のため、当面の間、20時閉店を継続予定。