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本庄の音楽芸能事務所、63市町村ご当地ソング完成 埼玉誕生150周年記念で

「埼玉150周年PRスマイルポスター」を手にする上田清司前埼玉県知事やにゃんこスターら

「埼玉150周年PRスマイルポスター」を手にする上田清司前埼玉県知事やにゃんこスターら

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 本庄の音楽芸能事務所「KKTOWN」(本庄市下野堂)が立ち上げた「彩の国ご当地ソング制作の会」が6月、埼玉県誕生150周年を記念した「埼玉県63市町村ご当地ソング」を制作し終えた。同社は「埼玉150周年記念事業パートナー」。

大野元裕埼玉県知事とシンガー・ソングライターのTAONさん

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 同社は2019年、埼玉の魅力を再発見するための地域映画「サクラ咲く」を自主制作した。同作品はメジャー歌手を目指す主人公さくらが、さまざまな困難や苦しみを乗り越える中で「地域愛」に目覚め、地元をテーマにした歌を作り、地元の人たちの前で歌うことに喜びを感じていく内容。同作品では主人公さくらを演じるシンガー・ソングライターのタオンさんが、本庄市、上里町、神川町、所沢市のオリジナルソングを歌う。

 昨年1月、10歳の子どもたちを対象にした「二分の一成人式」で同作品を上映した際、大野元裕埼玉県知事から祝辞が寄せられた。数日後、式典に関わったメンバーが大野知事を訪ね、タオンさんが同作品に登場した歌を披露したところ、大野知事から「63市町村全ての歌を作ってみては」と提案があった。

 同会の会長に就いた知事の下、作詞は県内を中心に協力者を広く呼び掛け、作曲は全てタオンさんが担当した。11月14日が「埼玉県民の日」で、今年は「埼玉県誕生150周年」。「11月14日までに完成させたいという思いで取り組んた」とタオンさんらは振り返る。

 同社の加藤さんは「コロナ禍でライブ活動がほとんどできない環境下で、歌作りに没頭する日々が続いた。今月14日、予定より早く63市町村全ての歌が完成して、ユーチューブ『彩才チャンネル』で公開できた」と話す。タオンさんらは「クラウドファンディングでCD化に取り組みたい」と大野知事に伝えた。

 本庄市のご当地ソング「本庄ぐるぐる」を聴いた「にゃんこスター」のアンゴラ村長(=同市出身)は「埼玉県は海のない県だが、海が無ければ作ればいいじゃないかという考えで、さいたま水上公園ができたと知った。無ければ作ればいいという自由な発想がある埼玉が好き」と話した。「本庄ぐるぐるという歌はジャジーでおしゃれな感じがする」とも。同会の特別顧問である上田清司前埼玉県知事は「本庄は『まちの駅』のネットワークも盛んで、みんながまちを愛している」と話した。

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