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本庄の老舗染色会社、コロナ終息願い「アマビエ手拭い」発売

小渕捺染の「アマビエの手拭い」

小渕捺染の「アマビエの手拭い」

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 創業満70年になる本庄の「小渕捺染(なっせん)」(本庄市若泉2)が6月24日、海の妖怪「アマビエ」の手拭いを発売する。

アマビエののれん

 1949(昭和24)年創業の小渕捺染は元々着物を扱っていたが、現在は祭りのはんてんやのれん、手拭いなどを製造販売している。3代目社長、小渕健司さんの祖父が近所の染物店で修業し独立、着物の反物を染めていたが、2代目の父は祭りのはんてんやのれんを取り扱うようになった。健司さんは20歳の時に父の仕事を継ぐことを決意。捺染とは、染料をのりに混ぜ、直接布地に擦り付けて染色することをいう。

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 小渕さんは「海なし県の埼玉だが、新型コロナウイルス終息を願って、疫病よけの言い伝えがある妖怪アマビエの手拭いを作った」と話す。価格は1枚1,100円。

 アマビエは江戸時代後期、肥後の国(熊本県)の海中から光り輝く姿で現れたとされる半人半魚の妖怪で「当年より6カ年は諸国で豊作が続くが疫病も流行する。疫病が流行したら私の姿を描いた絵を早々に人々に見せよ」と告げたという。

 新型コロナウイルスが国内で流行し始めた今年2月末、妖怪掛け軸の専門店がアマビエのイラストを描いてツイッターに投稿したのがきっかけで全国に広がった。

 小渕さんは「新型コロナウイルス感染拡大で打撃が大きいが、布の専門家として麻や濾布(ろふ)など夏用の布を染めて夏向けのマスクの販売も始めた」と話す。夏マスクは1枚450円で、JR本庄駅構内にある「本庄市役所インフォメーションセンター・テラスバ本庄」などでも扱う。