本庄で予定されていた「若泉公園桜まつり」と「こだま千本桜まつり」が、新型コロナウイルス感染拡大に伴い共に中止が決まった。
「若泉公園桜まつり」は若泉運動公園(本庄市若泉2)で4月4日、「こだま千本桜まつり」は 小山川十二天橋下流左岸で同5日、それぞれ予定されていた。
「若泉公園桜まつり」のステージイベントに出演予定だったシンガー・ソングライターのタオンさんは「昨年の桜まつりライブが懐かしく思い出される。今年は残念だけど、健康第一だから仕方ない。一日も早くコロナが終息してほしい」と話す。
同市児玉町内に流れる小山川の両側5キロにわたって植えられた約1100本の桜を「こだま千本桜」と呼ぶが、これらの桜の開花に合わせて毎年開催されているのが「こだま千本桜まつり」。まつり会場の十二天橋下流左岸では、ステージイベントや各種模擬店等の出店が予定されていた。昨年に続き、児玉町高柳地区 千本桜橋上流左岸で3月下旬~4月上旬に予定されていたライトアップの中止も決まった。
若泉公園桜まつり実行委員会の狩野輝昭会長は「市民をはじめとするお客さまへの感染を予防し、集団感染などの恐れをできるだけ回避することを最優先に考えた結果、中止することにした」と文書で理解を求めた。「令和3年度の桜まつり開催に向けて準備を進めたい」とも。