JR高崎線・本庄駅構内に「高校を卒業される皆さまへ」と題したメッセージボードが登場した。同駅コンコースには「おめでとう」の文字も。
メッセージは「ご卒業おめでとうございます/3年間本庄駅をご利用頂き誠にありがとうございました/高校生活で出来た仲間や思い出、経験は一生の宝物になると思います/皆さまのレールはこれからも続いて行きます/新たなステージでのご活躍を応援しています/本庄駅一同」と記されている。
本庄市内には県立本庄高校(本庄市柏1)、私立本庄東高校(日の出1)、私立本庄第一高校(仁手)、県立児玉高校(児玉町八幡山)、県立児玉白楊高校(児玉町金屋)、私立早稲田大学本庄高等学院(栗崎)、県立本庄特別支援学校(同)があり、7校の生徒が同駅を利用している。
「まちの駅ネットワーク本庄」代表の阿奈正子さんは「心温まるメッセージ。高校生の皆さん、3年間本庄駅で乗降してくれてありがとう」と話す。「JR本庄駅の皆さんの優しい言葉に感動した」とも。
市内にある高校では、新型コロナウイルス感染拡大予防の観点から、卒業式の実施については流動的。本庄高校では「卒業式は3月12日に行うが、式典の時短、次第等の詳細については、検討の上、3月4日までに学校ホームページで知らせる」と文書配布。本庄第一高校では「生徒のみ各ホームルームで実施。保護者不参加」と2月27日付けで発表していた。早稲田大学本庄高等学院では卒業式だけでなく、新年度の入学式の中止もすでに発表している。
同駅を利用する市内在住の会社員は「学校が臨時休校になり、駅で高校生を見かけることはほとんどないが、3年間駅を利用した高校3年生全員がメッセージボードを目にすることができれば」と話す。