ウニクス上里(上里町七本木)内にある映画館「ユナイテッド・シネマ」で1月12日、「第5回彩の国二分の一成人式」が行われる。
「二分の一成人式」は、20歳まで生きることができない我が子のことをふびんに思い、成人である20歳の半分の10歳で、「二分の一成人」になったことを両親が祝ったのが始まりといわれている。十数年前、小学4年生の国語の教科書に「十さいを祝おう」というテーマのページがあり、それをきっかけにクラス単位や学校単位で行われ全国的な広がりを見せているが、地域住民による開催は珍しい。
第1部はソプラノ歌手の尾高かおるさんによる国家独唱で始まり、彩の国二分の一成人式実行委員会の中原洋一会長が二分の一成人の小学4年生に「二分の一成人証書」を授与する。併せて、「ぼくの夢・わたしの夢」作文・絵画コンテストの優秀者も表彰。
第2部では昨年夏に地域住民が制作した群読劇「塙保己一(はなわ・ほきいち)物語」の公演模様を上映する予定。上里町総合文化センターで昨年8月、地域住民66人が群読劇スタイルで演じた「塙保己一物語」。脚本は根岸久さん。潤色・演出は「前進座」の志村智雄(のりお)さんが担当した。
式典に参加した「二分の一成人」は12時30分からウニクス上里内で行われる「本庄第一高校美術部による壁画完成セレモニー」でペインティングに参加できる。
開催時間は9時20分~11時50分。入場無料。当日、映画館ロビーで「特別入場券」を受け取れる。定員300人。