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「MOA美術館本庄児童作品展」応募全作品を審査 来月表彰

応募作品が並べられた審査会場

応募作品が並べられた審査会場

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 埼玉グランドホテル本庄(本庄市駅南2)で10月14日、「第4回MOA(エムオーエー)美術館本庄児童作品展」に応募のあった704点の審査が行われた。

最優秀作品「MOA美術館奨励賞」候補作品を見つめる審査員たち

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 主催は岡田茂吉美術文化財団(静岡県)とMOA美術館本庄児童作品展実行委員会。同実行委員会は地元の3つのNPO「本庄ファンクラブ」「まちの駅ネットワーク本庄」「ネットワークひがしこだいら」から成る。5年前に「3つのNPOが一つになって何かをしたいと思っていた」という阿奈正子さんらがMOA美術館(静岡県熱海市)の「全国児童作品展」を視察し、本庄市での開催を決意した。

 本庄市内の小学校12校の児童数の合計は3879人。小学校ごとに20%の児童の作品を目安に出品してもらい704点が集まった。

 当日審査を担当したのは元本庄第一高校美術部顧問の菅野公夫(すがのきみお)さん、同市立北泉小学の岡村和美校長、NPO法人「本庄子育てネット」の田辺晶子理事長、地元の医療従事者で作る絵画グループ「貫流会」のメンバーの杉田浩之さんの4人。審査員一人一人に同数のカードを配り、受賞にふさわしいと思う作品の上に置いていく作業を繰り返し、受賞作品を選ぶ。最優秀賞に位置付けられMOA美術館全国児童作品展に出品となる「MOA美術館奨励賞」をはじめ、埼玉県知事賞、本庄市長賞、埼玉県トラック協会本庄児玉郡支部賞など47点を決めた。

 実行委員長の高橋祐介さんは「表彰式で子どもたちの笑顔を見たいし、小学生のうちから礼節、礼儀、マナーを身に付けるきっかけにしてほしい」と話す。高橋さんは、表彰式の本番直前に受賞予定の児童に表彰状の受け取り方などを指導するという。

 同展には文部科学省、日本PTA全国協議会などに加え20を超える地元の企業・団体が後援する。「表彰式で、それぞれの企業・団体が直接表彰賞を授与することにより、社会貢献を実感してほしい」とも。

 1989年に始まったMOA美術館全国児童作品展は各会場の代表作品(MOA美術館奨励賞)をさらに審査選考したもの。本庄会場では4回目の参加となる。県内には、さいたま・越谷・上尾・坂戸鶴ヶ島・蓮田・所沢で同様の作品展を行っている。

 受賞作品は11月17日・18日、児玉文化会館「セルディ」(児玉町金屋)で展示する。開催時間は10時~17時(18日は16時まで)で、表彰式は18日の13時から。

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