本庄市立旭小学校2年の澤田茉奈さんが6月7日、「2018年UCI/BMX(バイシクルモトクロス)世界選手権大会」の女子8歳クラスで優勝した。
昨年5位の澤田さんは、アゼルバイジャン共和国のバクーで開催されている同大会に出場。決勝ではスタートから2位を維持し、最終のストレートコースで追い上げ、ゴール直前でトップに立ちゴールインした。世界選手権大会では初優勝。「チャレンジカテゴリー」での日本人選手の優勝は2015年以来、男女合わせて5人目だという。
日本自転車競技連盟の発表によると日本から23人のチャレンジカテゴリー選手が参加。BMXレースには、5歳からクラス設定がある「チャレンジカテゴリー」がある。BMXレースは2008年北京オリンピックから、オリンピックの正式種目に採用されている。
澤田さんがBMXを始めたきっかけは、4年ほど前に家族で訪れた「国営ひたち海浜公園」(茨城県ひたちなか市)で偶然、BMXコースに出合ったことだった。BMXは20インチ径ホイールの自転車による競技。
澤田さんの住む本庄市は、18世紀初めの江戸時代に組頭・庄田門弥(しょうだもんや)の作った「陸船車」が「世界最古の自転車」といわれていることから「自転車発祥の地」と見られている。