神川町は2月20日、運送業を手がける埼北陸自(神川町植竹)と「地域活性化に関する包括連携協定」を締結した。締結後、同社が所有する冷凍機能付きトラックを活用した移動式クーリングシェルター「神く~る」を披露した。
同協定は、町民サービスの向上と地域活性化を目的とするもの。両者が連携し、資源の相互活用や人的交流、人材育成などを通じて、豊かな地域社会の形成と発展を図る。
今回の連携事業では、同社が所有する冷凍機能付きトラックを活用し、移動式クーリングシェルター「神く~る」として提供する。災害時の避難所や救護室での熱中症対策のほか、体育祭やスポーツ大会など屋外イベント時の暑さ対策、熱中症予防の啓発活動などでの活用を想定する。消防団員が火災現場などに出向いた際の待機場所としての利用も見込む。
4トン車仕様の場合、最大20人程度が同時に利用可能。温度はマイナス30度からプラス30度まで設定できるという。
締結式には、桜澤晃町長、金子亨副町長のほか、総合政策課、防災環境課、生涯学習課、保健センター、消防団など関係部署の責任者、埼北陸自の須野原勇社長らが出席した。
桜澤町長は「猛暑が深刻化する中、官民連携で町民の命と健康を守る体制が構築できることは心強い」、須野原社長は「先代が神川町で会社を立ち上げて40年。町と民間企業が手を取り合うことが、地域の活性化や安心・安全なまちづくりにつながると改めて感じた」、荒木美弘消防団長は「猛暑の夏や極寒の冬など、消防団の活動は過酷な環境の中で行われることもある。火災時には夜間待機となることもあり、特に夏場は熱中症対策など団員の体調管理が大きな課題。『神く~る』を待機場所として提供していただけるのはありがたい」と、それぞれ話した。
同社は1988(昭和63)年創業。埼玉県内を中心に関東一円でチルド輸送を中心に行っている。