本庄市は11月20日、「東京2025デフリンピック・男子ハンマー投げ」に出場する市広報観光大使を務める森本真敏(まさとし)選手を応援しようとパブリックビューイングを開いた。
本庄市広報観光大使に就任したデフアスリートの森本真敏さん(2024年11月26日)
デフリンピックは、耳が聞こえにくい人のためのオリンピック。森本選手は2009(平成21)年のデフリンピック台北大会で金メダルを獲得した第一人者。自己ベストの63メートル71は、いまも破られていない世界デフ記録。2025年大会はデフリンピック100周年の節目となり、日本では初開催。同市はその舞台で戦う「地元ゆかりの選手」を市民とともに応援しようと企画した。特設会場には市民らが続々と集まり、競技開始の10時から声援を送った。
結果は堂々の銀メダル。PV特設会場にも歓声が広がり、参加者らは「すごい」「感動した」と拍手で健闘をたたえた。
大会後、森本選手は本庄市に寄せたメッセージで「本庄で過ごした日々、自然の豊かさや食の恵み、そして人の温かさに救われた。皆さんの応援が、苦しい局面でも前へ進む力になった」とつづった。本庄市に移り住んだ背景についても、「一時期、生きる希望を失いかけたが、ここで出会った優しさが心を溶かし、再び挑む力をくれた」と胸の内を明かした。
応援の様子を写真で見たことにも触れ、「『本庄のみんなが応援してくれている』と思うだけで力が湧いた。頂いた声援のおかげで銀メダルをつかむことができた」と話す。
吉田信解市長は「世界記録での金メダルを目指していたので悔しさもあると思うが、堂々の銀メダル。おめでとうございます。今後のさらなる活躍を期待する」とエールを送った。