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神川・神泉「大神山」で火祭り&夕焼け市 復活5年目でインスタライブも

神川・神泉「大神山」火祭りの「祈りの炎」

神川・神泉「大神山」火祭りの「祈りの炎」

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 神川町の神泉大神山(かみいずみだいじんやま)山頂で3月8日、「無病息災」と「火伏(ひぶせ)」(=火災を防ぐこと)を願う「火祭り」が行われる。

神川町小倉地区から見た大神山の「火祭り」

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 円すい形をした同山の正式名称は「飯盛山(いいもりやま)」。山頂には大神山御獄神社が鎮座し、四方は埼玉国際ゴルフ倶楽部(神川町下阿久原)に囲まれている。

 同祭りはかつて大神山のある小倉(おぐら)地区の伝統行事だったが、火の不始末で山火事になり、40年以上、火祭りは中止され、神事のみ行われてきた。

 火祭り実行委員会の小泉裕一さんは「毎年11月19日に有氏神社(下阿久原)で開く盤台祭り(通称=はだか祭り)の協賛金を埼玉国際ゴルフ場に依頼したところ『火祭りを復活させてほしい』という提案があった。そのことがきっかけで、同祭り保存会のメンバーを中心に火祭り復活に向けた機運が高まった」と振り返る。

 2021年3月、43年ぶりにコロナ禍収束を願い復活した「火祭り」。復活後5回目となる今年、当日18時ごろ、寿光寺(下阿久原)と般若寺(同)の梵鐘(ぼんしょう)で開幕を知らせる。梵鐘は、木製の撞木(しゅもく)で突き鳴らす金属製の釣り鐘で、大みそかの「除夜の鐘」として知られる。

 安全管理の観点から、事前に申し込んだ子どもと保護者のみ人数限定で登頂して式典に参列できる。山頂では日没に合わせて18時ごろから神事、護摩供養などを行い、その後18時30分ごろからやぐらに火を点火し、「祈りの炎」と称した「火祭り」を行う。

 当日、隣接するゴルフ場の敷地から「祈りの炎」を見学できる。小泉さんは「最近、山火事が多いので、安全第一で取り組みたい。強風や大雨など悪天候の場合は、『祈りの炎』を中止する場合もある」と決意を示すと共に理解を求める。「今年初めて、インスタライブで「火祭り」の様子をリアルタイムで配信する」とも。

 ゴルフ場で開くマルシェ「夕焼け市」には、食材、雑貨、ワークショップなどを扱うブースや飲食店が軒を連ねる。夕焼け市の開催時間は16時30分~20時30分。

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