上里町役場(上里町七本木)東側隣接地に建設する「上里町保健センター等複合施設(仮称)」の起工式が9月18日に行われた。
「上里町保健センター等複合施設(仮称)」起工式で神事を執り行う上里菅原神社の梅林正樹宮司
現在、同町保健センターと老人福祉センター「かみさと荘」(老朽化のため2021年4月から休館中)は上里中学校近くに、同町社会福祉協議会が入る「上里町福祉町民センター」は上里商工会近くに、それぞれある。新たに建設する複合施設は同町の健康と福祉の拠点として、保健センター、老人福祉センター、福祉町民センターの3施設の機能を1カ所に集約する。敷地面積は5051.17平方メートル、建物は2階建てで、延べ床面積は1692.80平方メートル。
式には、山下博一町長、同町議会議員、横尾建設の横尾巧社長、松下設計関係者らが出席、上里菅原神社の梅林正樹宮司が神事を行った。くわ入れの儀では、山下町長、横尾社長らが、「えい、えい、えい」というかけ声とともに盛り土にくわを入れた。
式後、山下町長は「従来のサービス水準を維持しながら、施設運営の効率化を図るとともに3施設の連携による総合的な相談支援体制が構築されるなど利便性の向上が期待できる」と話した。「災害時の医療活動とボランティア活動の拠点が同一施設に設置されることで連携が取りやすくなる」とも。
工期は来年11月28日までを予定。来年12月の開館を目指す。