児童が描いた絵を展示する「本庄まちなか美術館」が現在、市内12カ所で開催されている。主催は、本庄市内の14商店会から成る本庄商店街連合会。
昨年10月22日~12月25日、市内13カ所で児童の作品を展示することで始まった同イベント。第2回は今年1月6日~1月31日、市内8カ所で展示した。いずれも、作品を描いたのは同市立本庄南小(本庄市栄3)の児童だった。
3回目となる今回の「アーティスト」は全員、同市立本庄西小学校(千代田4)の児童。古着屋JACK、笹屋製菓舗、小沢サイクル、ふくしま製菓舗、蔵髪(くらっぱ)、埼玉県信用金庫本庄支店、THREE PEAKS cafe、カフェ×テラスバ、御菓子司せきね、本庄レンガ倉庫、ayaoriこどもふく、銀座通り眼鏡の11店舗と1施設で作品を展示している。
今回初めて参加する「小沢サイクル」3代目社長の小澤秀彦さんは、商店会「宮本町商盛(しょうせい)会」の会長。小澤さんは「当店は1919(大正8)年に創業して今年で105年目。自転車の普及とともに始めた店だが、時代に合わせてバイクを取り扱ったり、自動車整備工場を併設したりしてきた。今回、本庄商店街連合会の松浦常雄会長から提案いただき、地元の小学校の子どもたちの絵を展示するということなので手を挙げた」と話す。
期間中、小学生はスタンプラリーに参加できる。12個のスタンプカードを集めると12番目の店「銀座通り眼鏡」(銀座2)で景品・特典を受け取れる。担当者は「友達の絵を見ながら商店街を回ろう」と呼びかける。「お盆休みなどで店が休む場合があるので、インスタグラムで確認しほしい」とも。
同市広報観光大使のアンゴラ村長さん(お笑いタレント)と岩田朋之さん(パラアスリート)は7月25日、本庄レンガ倉庫に展示している作品を見ながら「12カ所に展示している絵画を見て回ろう」と呼びかけた。同市子ども会育成会連合会の冨田雅寿会長は「地元の子どもたちと一緒に展示中の絵を見に行った。その後、七夕飾りをしたが、短冊に『絵がうまくなりますように』と書く児童もいた」と話した。
作品展示とスタンプラリーは8月31日まで。