本庄でキリ材業を営む「関根桐(きり)材店」(本庄市若泉2、TEL 0495-22-6127)が7月8日、キリのサンダル「桐SUN」のニューモデル「桐×藍染」を発表した。
「桐SUN」のニューモデル「桐×藍染」を履いた、カジュアルな装いの清水祐子さん
同社はキリ下駄の製造業者として1900(明治33)年、初代・関根嘉十郎さんが創業。現在、4代目の紀明さんが社長を務める。
鼻緒のないキリの履物「桐SUN」開発のきっかけについて、関根さんは「当社が出店するデパートのバイヤーから『若者や外国人観光客に浴衣がよく売れるが、彼らは鼻緒の付いた下駄は履き慣れないので足の指を痛める。この問題を解決する履物をキリで作れないか』と相談されたことだった」と振り返る。関根さんは5年前、鼻緒の代わりに畳へりをバンドにしたキリのサンダル「桐SUN」を商品化した。
今回、1914(大正3)年創業の老舗藍染め事業者「野川染織工業」(羽生市須影)の5代目・野川雄気さんとコラボして、キリ下駄の鼻緒の代わりに藍染めの木綿のバンドを使った「桐×藍染」キリサンダルを開発した。
女性用はM(23.5センチ)とL(24.5センチ)で、幅=8センチ、高さ=4センチ、重さ=300グラム。男性用はM(24.5センチ)とL(26センチ)で、幅=9センチ、高さ=同、重さ=350グラム。
現在は、クラウンドファンディング「Makuake」のみで扱う。9月7日まで。