企画展「本庄市観光写真」が現在、本庄市観光農業センター(本庄市児玉町小平)で開催されている。主催はNPO法人「ネットワークひがしこだいら」。
本庄市観光農業センターで開催中の「本庄市観光写真展」の受け付けの様子
同NPOで事務局長を務める根岸久さんは約50年間、児玉地域を写真に収めてきた。同展では38点の写真を展示している。作品の題名は「巡礼とさざえ堂」「骨波田(こつはた)の藤」「秋の間瀬(まぜ)湖」「あじさいの小路(こみち)」など。
旧本庄市と旧児玉町は2006(平成18)年1月に合併し、新本庄市が誕生したが、根岸さんは1984(昭和59)年~2019年の35年間、児玉の夏祭りと秋祭りのポスターの写真撮影も担当してきた。同NPO主催で昨年、「高窓の里」写真展も開いた。
根岸さんは「この写真展が最後の集大成になると思われるが、本庄市の魅力である四季の里山の風景が残る、児玉地域の絵はがき写真を鑑賞して、本庄市の観光の良さを再発見してくれたら」と呼びかける。
同展の受け付けは、根岸さんの孫の吉橋出雲さんと根岸葵莱(きら)さんが担当。出雲さんは「祖父は長年、児玉の見どころを写真に収め続け、今回集大成として発表できて喜んでいる」と、葵莱さんは「近くに住んでいても自分自身も知らない場所がベストタイミングで写真に撮られていてすごい」と話す。
4月からIT系の会社に就職することが決まっていて地元を離れる美里町在住の出雲さんは「カメラにも興味を持つようになって、自分で撮った写真を祖父に見せてアドバイスをもらったこともある」と振り返る。
開催時間は10時~16時。無料。3月24日まで。