児童が描いた絵を展示する「本庄まちなか美術館」が現在、本庄市内の8店舗で開催されている。主催は市内の14商店会から成る本庄商店街連合会。開催は昨年12月に続いて2回目。
アーティストは全員、本庄市立本庄南小学校(本庄市栄3)の児童。「ふくしま製菓舗」「蔵髪(くらっぱ)」「酒舗アライ」「本庄レンガ倉庫」「カフェ×テラスバ」「マメヤ文具店」「本庄パン処 麦と豆」「銀座通り眼鏡」の8店舗で作品を展示。併せて、小学生のみが参加できるスタンプラリーも実施している。
同イベントに初めて参加する「蔵髪」(中央1)は167年前の蔵を改装したヘアサロン。店主の植村貴之さんが本庄商工会議所青年部のハロウイーンイベントで一昨年実行委員長を務めたのがきっかけ。昨年開いた「GOGO HALLOWEEN」に本庄商店街連合会が共催することになり、松浦常雄会長が「本庄まちなか美術館」への参加を勧めた。「ふくしま製菓舗」(千代田1)は1919(大正8)年創業で4代目店主が経営。こちらも、同会議所職員からの勧めで参加を決めたという。
前回に続き参加する、JR本庄駅構内にある「カフェ×テラスバ」の菅野裕日利(かんのゆかり)店長は「絵画を見に来た親子が『すごいね』『上手だね』と話しながら、当店のメニューを仲良く召し上がっていただいた」と話す。
1月9日の3学期始業式で、本庄南小の岡村和美校長は児童らに「今までどこの店に(作品を展示して)あるのか分かりづらかったので、店頭にのぼりを立ててもらった」と話した。「店の人たちは南っ子が来てくれることを楽しみにしている。商店街を南っ子の力で笑顔にしましょう」とも。
作品展示は1月31日まで(スタンプラリーは14日まで)。