本庄市出身で、女性アイドルグループ「乃木坂46」の元メンバー、井上小百合さんが11月28日、本庄警察署の一日警察署長を務めた。
「冬の交通事故防止運動出発式」で高橋和十四本庄警察署長らと巡閲を行う井上小百合さん
井上さんは2011(平成23)年8月に結成された「乃木坂46」の第1期生メンバーで、2020年4月に同グループを卒業し、現在、ミュージカルなど舞台で活動している。井上さんは「本庄市広報観光大使」「初代はにぽんアンバサダー」に就任している。
スーパーマーケット「ベイシア本庄早稲田ゲート店」(早稲田の杜2)の屋上駐車場で行われた「冬の交通事故防止運動出発式」で、井上さんは「一日警察署長として、地元の皆さんが悲惨な交通事故や犯罪に遭わないようにするために何か役に立てれば」と話した。「本庄署管内では今年になって交通事故は昨年より増加し、特殊詐欺や自動車盗難の被害も増えている。これから年末年始に向けて、本庄市・上里町の人々が安全で安心して暮らせることができるように、交通事故防止や犯罪抑止活動を頑張ってください」とも。
本庄市長の代理として出席した市民生活部危機管理課の田島隆行課長は「井上さんの笑顔で心にゆとりを持った運転が広がり、交通事故の減少につながると信じている」と話した。
山下博一上里町長は「今年の4月から自転車利用の際にヘルメットの着用が義務化された。上里町は高齢者の事故が多発している。自転車を利用する際はヘルメットの着用を」と呼びかけた。
井上さんを先頭に、高橋和十四(かずとし)署長、田島課長、山下町長らと行った巡閲の後、隊員らは管内のパトロールに出発した。
式典終了後、井上さんは同店の店頭で防犯グッズなどを買い物客らに配り、交通事故防止と防犯を呼びかけた。
埼玉県は12月1日~14日の14日間、「冬の交通事故防止運動」を行う。