本庄・西富田(にしとみだ)自治会が10月29日、本庄市立本庄南小学校(本庄市栄3)の校庭で防災訓練を行った。
約1300世帯から成る同自治会。小沢正幸自治会長は「西富田自治会には約2500人いる。『自分の身は自分で守る』ことが非常に重要。災害時、自治会役員らが助けに行こうとしても限界があり、全員を直ぐに助けに行けない。数日間は道が通れなかったりする可能性もあるので、救助が来るまで近所の人と助け合って災害を乗り切らなればいけない」と話す。
飯塚俊彦埼玉県議会議員は「今年は関東大震災から100年がたった節目の年。9月1日に議長の発議によりシェイクアウト訓練を実施した」「数年前の台風のとき、(神川町の)下久保ダムで緊急放流する可能性があった」と話し、「ぜひとも、防災に関していろいろなことを『見て』『聞いて』『体験して』ほしい」と呼びかけた。
同市自治会連合会の鳥羽孝夫会長は「西富田自治会では、防災講座をここ2年ぐらい続けて開いている。私もまねてみたいと思うので(小沢会長から)レクチャーを受けたい」と話す。
地震発生を想定した訓練を行った後、同市消防団・第7分団の分団員が消防車に乗って校庭を巡回した。
同自治会の住人らは、水消火器による消火訓練や119番通報訓練なども行った。テントの中にドライスモークを充満させた「煙体験ハウス」では、煙の中を移動する体験もした。