吉田信解(しんげ)本庄市長は9月1日、小島(こじま)進深谷市長、臂泰雄(ひじやすお)伊勢崎市長と開いた共同記者会見で、来年9月上旬に3市連携花火大会を実施すると発表した。
場所は伊勢崎市境島村の利根川河川敷、予算規模はおおむね6,000万円で、スターマインはじめ、尺玉花火を打ち上げる予定。
吉田市長は「タクシー会社にお願いして、本庄早稲田駅から(深谷市や伊勢崎市を)周遊するコースも作ってみたいと考えたこともあったが、コロナ禍でできなかった。深谷市民、伊勢崎市民には本庄早稲田駅を大いに利用してくれている」と話す。「それぞれの市がメモリアルイヤーなので、本庄市も一緒になって協力したい」とも。
臂市長は「花火大会が一過性のイベントで終わるのではなく、広い範囲での地域間連携につながっていけば」、小島市長は「天国の渋沢栄一さんも間違いなく(3市連携花火大会実施を)喜んでいると思う」と話した。
2024年は、本庄早稲田駅は開設20年、本庄市と伊勢崎市を結ぶ坂東大橋は架け替え20年、深谷市生誕の渋沢栄一翁が肖像画の新1万円紙幣発行、さらに、伊勢崎市市町村合併20周年、田島弥平旧宅世界遺産登録10周年など、3市にとって「メモリアルイヤー」となる。
3市は、2006(平成18)年6月28日に「災害時における伊勢崎市、本庄市および深谷市との相互応援に関する協定」を、2012(平成24)年9月20日に「水道災害時における相互応援に関する協定」を締結している。